『自然体験』という語は、地方の都市化が進んで、多くの人が人工物に囲まれて生活するようになってからできた新語である。
街に住む現代の子供たちは、大人が連れ出して遠出をしないと自然を体験できない。
それだけ日本の環境破壊が進んだということだろう。
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去年の夏、友達を誘って三重県の宮川上流へ川遊びに行った。
友達は子供たちも連れて参加。
15人のカヌー・カヤックツーリングである。
流れがほとんどなく、静かなところだ。
上陸して休憩。
僕たち以外は誰もいない。
エメラルドグリーンの川面。
ここは、日陰があるから涼しくていい。
リラックスして、自然体験できるスポットだ。
子供たちは、何かを捕獲し始めた。
カニやメダカのようだ。
カニは何回も脱走を試みたが、
すぐに捕まっていた。
子供たちは嬉しそうな顔をして、「5匹も捕れたよ!」と、成果を見せてきた。
しかし、僕が何回カウントしても、4匹しかいない。
「4匹だよ~」
そう僕が答えると、少年はシューズの中を見て数え始めた。
「あっ!」
「カニがメダカを食べてる・・・」
彼は、しばらく沈黙して、メダカが喰われる様子を見ていた。
自然界は残酷である。
街の中で生活していると、つい忘れがちになることだ。
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自然の世界を体感できる アウトドア アクティビティ、
それがエクセ カヌーツアーズ 伊勢志摩店のカヌー・カヤック体験ツアーである。
記者: 伊勢育ちTaka